ビジネスをする人間が全員ITに明るくなくてはいけない理由

一人で商売するにせよ、誰かとやるにせよITの知識は必須です。
ITの知識と一言で言っても幅が広すぎますが、重要なものは2つあります。

  • 業務のデータモデリング技能
  • ルーチンワークのマニュアル化技能

この2つです。特定のソフトウェアの使い方とか、最新技術の特性とかは部分的にしか役立たないので、重要度はずっと低くなります。

なぜITの知識が必要なのか?

これはもう単純な理由で、限界まで人が少ない状態で業務を行えるようにするために必要だからです。
言い換えると一人あたりで担える業務量を増やすにはコンピュータに徹底的にアシストをしてもらうか、むしろ人がコンピュータのアシストに徹するかという選択を取らなければいけません。

今や人は非常に高価な経営資源になっていて「仕事が増えてきたら人を雇えばいい」みたいなことは簡単にはできません。
それに副業でお金を稼ぐというモチベーションを持っている人であればなおさら時間は貴重です。
パソコンという20万もせずに買えて何年も働いてくれるパートナーを使い倒す術を考えるべきです。

業務のデータモデリング技能とはなにか

これはある意味業務システム開発の奥義(奥義とは、ある分野において最も重要な要素のこと)とも呼べるものです。
ITシステムとは「どういう入力に対してどういう出力をするかという対応関係を定義したもの」と言っても過言ではありません。

定義は「扱うデータの形式」と「データの処理の仕方」から成り立ちます。
どちらの重要度が高いかといえば間違いなく「扱うデータの形式」で、このデータの形式を決めるのが「データモデリング」です。

データの処理の仕方は日々の業務で割と頻繁に変わりますが、ベースになるデータはそう簡単には変わりませんし、変えられません。
この社内に蓄積される(べき)データがどんな形式で、どんなデータと相互に関連し合うのかを定義する作業です。
これが(最善でないにせよ)キチッと定義できていると業務改善のスピードも効率も全く違います。

というかこの辺が適当でデータが全然整理されてないから「後から仕組み化」とか言って実際には詰むんですよね。

なんの項目を持った情報を取引先から吸い上げる必要があるのか、各データを紐付ける項目はなにか(名前とかだと同姓同名リスクを含むとかを考える必要がある)などを考慮することに何日かかけたとしても絶対に回収できる時間投資なのでやってください。

もしやり方さえわからないと言うならそれは技能不足です。
デジタル・トランスフォーメーションなどは無理でしょう。

ルーチンワークのマニュアル化技能

こちらは言い換えると「データの処理の仕方」のほうの技能です。

与えられたデータに対し、どういう順番でどういう作業を施せば求められるアウトプットに加工できるかを言語化して定義する能力です。
まぁわかりやすく言えば、エクセルのマクロとか作れる能力ですね。

もちろん人手をゼロにすることはできないのですが、貴重な人手はあくまで完全なマニュアル化ができない作業に割くべきです。
経営という観点で言えばもっと大きな流れを描かなくてはいけないのですが、手順を明確化してマニュアル化できれば機械化も可能です。

業務の切り出しと自動化は今RPAなどというバズワードで大手企業も血道を上げていますが、最初から大きな視点でフローを作っていれば自動化しないといけない仕事自体を消す(発生させない)ことも難しくありません。
RPA,RPAとか言ってる企業は、ある意味過去の負債をなんとか清算もしくは繰り延べしようとしているだけとも言えます。

こんな事を考えています

この2つの技能を学ぶいい方法は、やっぱりプログラミングに親しむことだと思っています。
今私はプログラミングのオンライン学習コースを作ろうかと検討中です。

有料にするか無料にするかで言えば有料でしょうが、価格帯は未定。
ゴール・目的としては「プログラミングを覚えてプログラマーになろう」ではなく「社内システムやアシストツールを自作できるようになろう」ですね。

自前でちょっとした社内システムなどが作れるようになることを目的としたオンライン学習コース。
ニーズはありそうなのですがどうでしょうか。