二年前に書いていた記事が手元にあったので、振り返りの意味で再掲する。
うーん。読み返してみるとなかなか面白い。なお、この記事は2016年6月12日に書かれました。
--以下古い記事
旧題:資産形成の目的を見直す必要を感じた
今日、住民税の請求が自宅に届いており、それを見てふとタイトルのように、資産形成の目的の再考に必要性を感じました。
目次
目的1.アーリーリタイアを目指す
働くのが嫌いというわけではないんですが(どっちかといえば好き)、まぁ働かなくても生活できるに越したことはないんですよね。
いざというときとかもそうですけど、普段プログラマとして働いている私がいつまでプログラマをやっていられるかも不安が残るところ・・。
つまり経済的自立を目指す。というのが、大きな目標の一つであります。
目的2.とりあえず1000万貯める
特にこれはなにか具体的な理由があったわけではなく、とりあえずの中間目標です。
30歳までにと思っていますが、達成できるかどうかは際どいところ(現28)。
大学卒業してからこっち、一年ちょっとほどニート期間があったのが、金銭の蓄積度合いに傷跡を残しています。
一応前段の目標を達成するために必要な金融資産額は、現在の経済状況で7500万程度と推定しています。
問題:二つの目的の方向が揃っていない
で、まぁ今日考えたところ、これ2つの目標の方向性が微妙に揃っていないんですね。全く揃っていないわけではないんですが。
どういうことかというと、アーリーリタイアのために必要なのはキャッシュフローです。
毎月の生活費がある程度かかる以上、毎月の安定的なキャッシュフローの構築が経済的自立のためには最も肝心と言えるでしょう。
しかし一方で資産形成を行うにあたっては必ずしもキャッシュフローが発生するとは限りません。
まぁお金をどのように扱うかというだけの話である部分もありますが、例えばこういうことです。
投資信託の分配金や配当金は資産形成から言えば再投資に回したほうが税制上有利ですし、資産形成速度が上がります。
もっと言うと基準額や企業価値に悪影響なので無配のほうが好ましいです。
しかしそうなるとせっかく買った資産を手放さないとキャッシュが入ってこないわけで、これはこれでもったいない(せっかく安くで買えて利益が出ている資産は手放したくない)。
たとえば入居状態のいい不動産でも所有していれば、こういう問題はある程度解決するのでしょう。
普段の収益の中からまた再投資割合を設定しやすいですからね。
もちろん私が今不動産投資をしていない(証券化されたものは持っているが、現物を持っていない)のには理由がありますが、こういうのは月々お金が入ってくるタイプのものは強いです。
他にもブログの収益などもこれに該当しますし、いくつかサイトを運営していますが、まぁ今のところ生活できるほどの収益は出ていませんね。
このブログを書いている時点では月1万程度で、せいぜいお小遣い程度です。
安定キャッシュフローか、トータルの資産形成か
ファイナンス理論に基づいて考えるなら、このあたりは一元化して考えられるのでほとんど悩むことはなかったのですが、ふと「安定キャッシュフローか、トータルの資産形成か」という問題に気づいてしまったので、ここに書き記しておきます。まだ答えは出ていません。
あ、ちなみに一応ファイナンス理論で一元化して考えられるというところについては、利回りが分かれば資産の現在価値も計算できるということで、つまりそういうことです。