こんにちは。ロボットアドバイザーによる投資、されてますか?
されていたらやめましょう。少なくとも追加投資を辞めましょう。
投資を始められていることは良いことなんですが、よくない投資商品を買うことはだれにとっても損です。
ちなみにロボットアドバイザー投資というのは、例えばウェルスナビとか、THEOとか楽ラップを想定しています。
THEOについてはリリース前に知ったので、とりあえず口座を開設申込してみてから商品概要を読んで、「あかんわこれ」となった私です。
で、まぁなぜロボットアドバイザー投資がよくないかというと、「手数料が高いから」。これにつきます。
調べたところ、だいたい投資額の1%程度の信託報酬が設定されています。これが非常に高い。
まずロボットアドバイザーによる投資信託がやろうとしている投資内容自体はそこまで悪くない(ことが多い)です。
ざっくりまとめると以下のような感じ。
- 投資家のリスク許容度からリスク許容度を簡単なアンケートで推定
- 予め抽出された低コストなアセットクラス別インデックスファンドを、上記ステップで算出された比率通りに買う
- 定期的に最初のステップの比率に保有資産がなるようにリバランスする
やってることはまぁ普通のインデックス投資なんですが、ぶっちゃけ購入と定期的なリバランスを自動化してくれるだけで信託報酬1%ってありえない。
定期的なリバランスって言っても、1年に1回とか、せいぜい半年に1回ぐらいやればいいもので、1回のリバランスにかかる時間なんて、ちょっと売り買いの注文を入れるだけなので30分もかかりません。
100万円の投資だったら確定で年1万のコストが儲かっていようが儲かっていまいが発生するわけで、これは投資額が大きくなればなるほど大きくなるわけですが、リバランスにかかる時間は変わりません(やることは1万だろうが10億だろうが一緒なので)。
で、100万の場合でも多く見て30分の作業に1万ってことは、時給2万ですよ。10分で終わるときなら時給6万です。
ねーよって話ですわ。自分でやったほうがいい。
どういう比率で買えばいいのかわからないって話であれば、そこの計算までは各種ロボットアドバイザーが無料でやってくれます。まぁロボットアドバイザーの診断結果を信頼するという前提になりますが、どう回答してもわりかしコンサバな設定になるように倒されているっぽいので、そこまで問題ないでしょう。
購入するべきファンドは大体下記のアセットクラスに分かれるはずです。
- 国内株式
- 国内債券
- 先進国株式
- 先進国債券
- 新興国株式
- 新興国債券
- 国内REIT(不動産)
- 海外REIT(不動産)
- コモディティ(現物資産)
で、あとはもう各クラスに属するインデックスファンドで、手数料が安いやつを買ってください。現場からは以上です。