もしあなたが今から副業を始めようとしているなら、受託をオススメします。
要はお金をもらって何らかの仕事を請け負う形態の契約です。
言い換えると請負はすべて該当するので、範囲はかなり幅広いです。
私がやったことのある仕事でいうと次のようなものがあります。
- Webライター(記事執筆)
- 業務ソフトウェア開発
- DTPオペレータ
- スキャンしたロゴ画像をIllustratorでトレスする仕事
- 経理業務
- HTML/CSSコーディング
- WordPressのプラグイン開発
- データ入力
- テープ起こし
他にも色々やった気がしますが覚えていません。
なぜこの形の副業がオススメなのかというと、
- 手堅い
- 案件多い
- (多くの場合)あまり固定費がかからない
- 仕事内容がシンプル(なことが多い)
の要素を備えているため、今まで商売をしたことがない人にも取っつきやすいからです。
目次
受託商売のアドバンテージを一つずつ説明します
多分世のフリーランサー・個人事業主の大半は受託ので生活しているはずです。工務店の一人親方とか。
それは自分ひとりでやっていく上で、多くのファイナンス的なメリットが存在しているからです。
手堅い=仕事をすればお金が入る
まず受託の最大のメリットは仕事をすれば、(取引先の倒産とかがなければ)お金が確実に入ってくることです。
このありがたさと誘惑は強力でして、自社サービスを作りたくて起業したのに結局、当座のお金のために始めた受託商売から抜け出せなくなっている中小IT企業とか山盛りあります。
経費率が低い商売をチョイスして、一人で副業してればまず潰れませんし、経費率が高い商売でも、注文が入ってから仕入れれば大丈夫な商売(出張料理人とか)なら問題ないです。
価格体系としても、経費コミコミで値段作るのが普通だとは思いますが、実費計算+報酬という料金体系にしても良いでしょうね。
案件多い=手が足りていない会社は今山ほどある
今、手が足りている会社って殆どないんじゃないかって位どこも人手不足です。
事務職だけは有効求人倍率が1割っている(人あまり)と言われてますけど、正直足りてない企業の方が多いんじゃないですかね・・。
ただ人一人を雇うほどの仕事はないけど、バイトで経理経験者を探してもなかなか見つからないってだけで・・。
だからあなたが今までのキャリアパスの中で身に着けてきたスキルを「ちょっとだけ」欲しがっている企業は絶対にあります。
そしてそういう企業に対して、オファーできる金額は雇われた場合の時給の3倍は請求しても大丈夫でしょう。
なぜなら外注費には、人を企業が雇った際に負担せねばならない各種保険料や、採用費、オフィス家賃及び光熱費、PCや文具・交通費等の経費、退職金や残業手当の発生リスク分の積立金などが全て含まれているため、3倍ぐらい払ってもやっとコスト的に一緒になるかどうかわからないぐらいなのが普通だからです。
ここに不要になればいつでも契約を切ることができるメリットを加味すれば全く問題にならないでしょう(人を雇うと簡単に首を切れないし、配置転換をしても能力適正上、業務遂行効率が下がることがある)。
仕事の内容がシンプル
受託を頼む企業というものは、なんらかの社内では賄えない業務を外部に頼んでいるわけです。
言い換えると、その部分の業務だけをやってあげればお金がもらえるわけです。
制作であれば、頼まれた制作だけを行えばお金がもらえます。
これは非常に楽です。例えばイラストレーターであれば、そのイラストが使われる商品自体の製作や、作った商品のサポート・販路構築・流通とかその他様々な仕事は行う必要はありません。
そういった周辺業務への気配り能力はあなたの付加価値となり、プラスの報酬に繋がりますが、必須ではありません。
逆にしんどい例を言うと、収益を分割するためにお互いに出資しあって新しく合弁会社を作りサービス提供する。とかになったらもう業務分担とかあってないようなものです。
でもこれはこれで面白いのでまた、事業投資をする話として記事を書きます。
とりあえず言えることは、「経費率が低い受託商売をすれば潰れることはまずありえない」ってことです。
頼まれたことをしっかりやれば、(客がマトモなら)ちゃんとお金も入ってきますのでトラブルになるポイントも限られていて、初めて自分で商売をする人にも取っつきやすいというのも良い点でしょう。
受ける仕事についても、今までの職歴や趣味などで業務スキルを見直せばなんしか出てくるものです。
法務をやっていた人なら(法務の中でも何を担当したかにもよりますが)、契約書の類型を探してあげたりするのはオッケーでしょう(作成代行は非弁行為になるかも・・)。
誰に売るかは、似たような業界の他社や、知り合いに当たるのが一番良いですし、金額もしっかりした額をもらえると思います。
ただそんなツテはないよ!という人であれば、仕事をくれそうな人に繋がりに行くような活動のほか、最初だけでもクラウドソーシングを使うといいでしょう。
多くの案件が掲載されているので、自分で選ぶこともできますし、できることを具体的に書いておけば仕事の依頼が来たりもします。
ただどうしても、仕事を受ける側が横並びで掲載される関係上、価格競争の面が強くなっています。
他に収入のある副業の利点を生かして、低価格路線の選択もなくはないのでしょうが、オススメしません。
一人でやる副業は時間的制約が大きいので、直接取引できるクライアントを少しずつ発掘して、高単価で仕事をしたほうが圧倒的に幸せになれます。