【徹底比較】海外WiFiレンタルのメリット・デメリット。現地SIMとどっちがお得!?

今時ネットがない状態って・・かなり辛いですよね?
たとえそれが海外旅行の最中だったとしても……!
土地勘のないところでは地図アプリも使いたいし、現地情報を調べるのにも今時検索エンジンなしには立ちゆきません。

このページをご覧の方は「ネット環境は海外でも欲しい! しかもお得に!」と事前調査をされるカシコイユーザの方々だと思います。
さっそく外国の旅行先でネットにつなげるための、お得な方法をお話ししましょう。

昨今、海外でネット環境を得るための方法はいくつかあります。
あとついでに、フィリピンに特化した海外WiFiレンタルを運営しているので、そっちの紹介も混ぜておきます。

各方法のまとめ

  キャリアの海外プラン 現地SIMカード 海外WiFiルータ
良いところ
  • お手軽で、すぐ使える
  • 海外にいる時も電話番号が変わらない
  • データ通信量を気にしなくてもよい
  • 携帯一つでいいので、荷物が増えない
  • (データ通信量に対しての)価格が安い
  • 携帯一つでいいので荷物が増えない
  • 現地での契約やアクティベーションが不要でお手軽
  • 海外にいる時も電話番号が変わらない
  • 一台の契約で複数人で使える
悪いところ
  • 料金が高い
  • 一個の料金で一台の携帯のみが使える
  • 間違った通信会社につないでしまうと超高額になってしまうケースあり
  • 格安SIM系の場合、海外でデータ通信できない会社がほとんど
  • 手順や対応状況を調べるのが大変
  • 店頭で契約する場合、会話に自信がないとちょっと大変
  • 電話番号が変わるので、電話が受けられないことがある
  • WiFiルータという手荷物が増える
  • 長期になると(現地SIM契約よりは)割高

まとめると、
高いお金払うのはOKだから、なにも面倒なことをしたくないなら「キャリアの海外プラン」
携帯機種の仕様や通信方式に詳しく、現地での通信契約バッチコイなら最安の「現地SIM契約」
現地での契約はハードル高いけど、なんとか安くネット通信したい人には「海外WiFiルータ」をお勧めしています!

フィリピンでWiFiを使いたい人は↓を検討してください。
フィリピンWiFi.com

通信キャリアの海外プラン(国際ローミング)


出典:flickr (SOZIALHELDEN / Wheelmap App iPhone)

海外旅行者の中での利用者が最も多く、最もお手軽なのがdocomoやau(KDDI)、softbankなどといった通信キャリアが提供してる、海外通信プラン(国際ローミング)です。

手軽さは今回ご紹介している方法の中でもダントツで、サービスの契約さえしてしまえば海外に行くだけでそのまま携帯やスマホがネットにつながってしまう簡単さです。
一方でお値段は3キャリア横並びに少々お高い状態で、1日当たり3000円弱(2017年4月時点調べ)です。

ネット使用量の上限を定めているところは特になく、一日当たりの価格にこだわらないのであればストレスなく通信できるでしょう。
注意しなければいけないケースは「キャリアが提携している以外の通信会社につながってしまった場合」です。
大手各キャリアは世界中に提携の通信会社を持っていて、現地での通信を委託しています。
一方でそれ以外の業者に接続してしまうと、料金定額の範疇から外れてしまい、一時期パケ死と取りざたされたような、非常に高額な請求が来るケースもなくはありません。

国内のどこの国際空港にも大体3キャリアの支店または出張所があるので、もし国際ローミングで対応しようとしている人は、滞在先の接続業者がどこになっていればいいかを確実に聞いておきましょう。

海外プランの良いところ

  • お手軽で、すぐ使える
  • 海外にいる時も電話番号が変わらない
  • データ通信量を気にしなくてもよい
  • 携帯一つでいいので、荷物が増えない

海外プランのイマイチなところ

  • 料金が高い
  • 一個の料金で一台の携帯のみが使える
  • 間違った通信会社につないでしまうと超高額になってしまうケースあり
  • 格安SIM系の場合、海外でデータ通信できない会社がほとんど

現地SIMカード購入


出典:flickr (MIKI Yoshihito / SIM Card.)

海外旅行に慣れた人に、最近人気の方法です。
聞いたことがある方も多いのでは?

まずSIMとは何か、ですが要は「携帯に入れる為の通信会社との認証チップ」で、これで通信会社は契約者を判断しています。

そのため、携帯のSIMカードを現地で購入したSIMカードに入れ替えれば、現地価格の通信料金でネットや電話が使えるわけです。
価格的には最も安く済ませることができる選択肢です。

費用的には安価に済む一方で、いくつか面倒な点もあるのが難点です。
例えば以下のような点があります。

  1. SIMフリーの携帯を持っていなくてはならない
  2. かつ、携帯は現地の通信方式に対応している必要がある(※1)
  3. 現地でSIMを購入し(※2)、アクティベーションしなくてはならない
  4. 電話番号が変わるので、現地滞在中の電話番号を周知する必要がある

と、まぁこんなところです。

※1の通信方式について適当なことは言いにくいですが、iPhoneをはじめとした各メーカーのフラッグシップモデルである国際モデルなら対応方式も幅広く、大体の国に対応しています。

※2のSIM購入については、現地の通信会社の店でプリペイド式のSIMを購入したり、国によってはSIMの自販機があります。
日本国内で購入可能な海外対応SIMというものもあるのですが、これは現地で契約するSIMとは価格帯が異なるので、ここでは詳しく扱いません。
このタイプのSIMは少なくとも現地でSIMを購入するよりは高くつきます。

総じていえば、準備や開通に手間や気配りは必要なものの、現地のネット費用は最も安くなる手段と言えるでしょう。
日本との国際通話に関していえば、あくまで現地通信のSIMなので利用者の側で配慮する必要がある、と言ったところでしょうか。
一つの国に長期滞在(1か月以上など)する方は、現地SIMを検討される方が多いようです。

現地SIMの良いところ

  • (データ通信量に対しての)価格が安い
  • 携帯一つでいいので荷物が増えない

現地SIMのイマイチなところ

  • 手順や対応状況を調べるのが大変
  • 店頭で契約する場合、会話に自信がないとちょっと大変
  • 電話番号が変わるので、電話が受けられないことがある

海外WiFiルータをレンタルする

海外WiFiルータのレンタルは、イメージとしては海外プラン利用と現地SIM使用の中間のような特性になっています。
渡航先にもよりますが、一日あたり安い国で数百円/日~高額な国で2000円/日ぐらい。

一台のWiFiルータには、機種によりますが5~10台程度のネット端末(スマホなど)を接続できます。
通信容量はWiFiルータごとの割り当てになっていますので、より通信量に気を遣う必要はありますが、一緒に海外に行く友達や家族とシェアすれば圧倒的にお安くなります!

日本とLINEメッセージのやり取りをしたい。
土地勘のない場所で道を調べたい。
レストランの口コミを見たい。

といった程度の利用想定であれば、何人かでシェアしてしまうのがお得です。

かくいう私の場合でいうと、1週間を超えて現地にいるなら(SIMフリー機種を個人的に使っているので)現地SIMを買おうかなと思いますが、数日程度の滞在ならWiFiルータをレンタルしています。

海外WiFiレンタルの良いところ

  • 現地での契約やアクティベーションが不要でお手軽
  • 海外にいる時も電話番号が変わらない
  • 一台の契約で複数人で使える

海外WiFiレンタルのイマイチなところ

  • WiFiルータという手荷物が増える
  • 長期になると(現地SIM契約よりは)割高

フィリピンWiFiの場合

ちなみに私が運営協力しているフィリピンWiFiは1日当たり420円程度から。
ロングのほうが割安になりますが、1週間ですと1日当たり600円ぐらいです。
レンタル料金のご案内

一日当たりの通信量については、約800MBを基準値としており、これを超えますと速度制限をかけさせていただく場合がございます。
30日で考えると24GB(2400MB)になるので、国内でスマホを使う場合と同様の使い方をしても大抵の方は大丈夫でしょう。

現地のフリースポットを使う


出典:flickr (Yahoo / Yahoo! & Times Square Alliance Free WiFi)

これはどなたでも覚えておいてほしいことです。

国にもよりますが、日本よりもフリーWiFiスポットがたくさんある国は多いです。
特にホテルや空港のフリーWiFiスポットは2010年を過ぎたあたりから世界中で爆発的に増えました(スマホの普及と同時期と考えるとわかりやすいです)。

あとは町中のカフェやレストランでもWiFiが使えるところは多いですね。これも国によりますが。

容量制限や速度の関係から言うと、なるべくフリーWiFiスポットを使うようにすることをオススメします。
移動中の街中や、レジャー中はWiFiレンタルや、携帯のネット通信の出番ですけどね!

ただし! クレジットカードなどの大事な情報をやり取りするときは信用のおけるWiFiスポット以外では行わないような注意も忘れずにおねがいします!
もしくはそういう通信はWiFiルータなどに切り替えて行いましょう。